何故虫歯になるのか(その2) 2019/09/03

 

前回、虫歯予防に効果的な方法をお伝えしました。食後の歯ブラシはもちろんフロスや歯間ブラシ糖を使用した細い清掃。あとはダラダラ食べを止めるということですね。ダラダラ食べというのは、決まった時間以外にも間食を短時間でしたり口が渇くからと言って飴を舐め続けたりそういったこともダラダラ食べに含まれます。

では、ダラダラ食べの何が良くないのでしょうか。

前回お話したような、う蝕原性菌は食事の時に糖を栄養にして酸を発生させます。この酸が歯を溶かし、虫歯を広げていくのです。
しかし、私たちの唾液にはカルシウム等が多く含まれています。この成分(唾液中のカルシウム等)が歯を再石灰化させ、食事により酸性に傾いたお口の中から歯を硬くし、酸で溶けた部分を修復してくれます。この唾液の再石灰化には1時間前後の時間がかかりますので、ダラダラ食べをしていると再石灰化が間に合わず、う蝕のリスクが高まるのです。再石灰化は唾液だけでなく、フッ化物も効果的です。フッ素が再石灰化を促進させてくれるため、フッ素入りの歯磨き粉や洗口液はおススメです。

当院でもフッ素入りの歯磨き粉やジェルなどのご用意がございますので、ご興味のある方はスタッフまでお尋ね下さい。

受付・助手 眞壁

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